東京工業大学 環境・社会理工学院 融合理工学系 地球環境共創コース
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カリキュラム構成

カリキュラム構成

修士課程では、400番台~500番台の科目を2年間に渡って履修します。学生は、4つの選択科目群から主体的に学びをデザイン( 選択履修)することができます。これらの選択科目に加え、必修科目である応用PBL科目「プロジェクトデザイン&マネジメント (PDM) S and F」の履修も求められます。                                           

             

                                         Akita Lab, Egashira Lab, Nakamura Lab (Sz), F. Takahashi Lab

学生は本カリキュラムの履修を通し、様々な分野の科学者・エンジニアとのグローバルな連携に必要な管理能力を修得できます。本コースの科目は、原則として英語で実施されます。

各科目のシラバスは、東工大Open Courseware (OCW)を参照してください。

プロジェクト科目群
PROJECTS
地球・地球環境科目群
GLOBAL AND REDIONAL ENVIRONMENT
社会環境政策科目群
SOCIAL ENVIRONMENT POLICIES
国際開発共創科目群
INTERNATIONAL DEVELOPMENT AND CO-CREATION
資源・エネルギー科目群
RESOURCES AND PRODUCT MANUFACTURING
CO プロジェクトデザイン&マネジメント S
Project Design & Management S
400 メガシティーの大気環境学
Atmospheric Environment in Megacities
400 環境政策論 Environmental Policy 400 持続的開発と統合的マネジメント
Sustainable Development and Integrated Management
400 環境浄化・保全技術
Environmental Cleanup and Pollution Control
Technology
CO プロジェクトデザイン&マネジメント F
Project Design & Management F
400 環境研究のための地理情報解析
Geospatial data analysis for environment studies
400 社会経済および環境データの分析手法
Methods of Analysis for Socioeconomic and
Environmental Data
400 持続可能な社会のためのプロジェクト評価
Project Evaluation for Sustainable Society
400 エネルギー・資源の有効利用技術
Technologies for Energy and Resource Utilization
    400 水資源保全論
Hydrology and Water Resources Conservation
400 感性計測概論
Basic Behaviormetrics: Theory and Methods
500 ケースメソッド:国際開発と人的資源
Case Method for International Development and
Human Resources
500 システムズエンジニアリング概論
Introduction to Systems Engineering
    500 都市化と防災マネジメント
Coastal Disaster Mitigation for Engineers
and Planners
500 環境アセスメント
Environmental Impact Assessment
500 コンセプト・デザイニング
Concept Designing
500 環境のための資源と廃棄物の利用
Utilization of Resources and Wastes for Environment
    400 地球環境システムと生態系のダイナミクス
Global Environmental System and
Ecosystem Dynamics
LEC 熱環境工学基礎
Basic Engineering on Thermal Environment
400 グローバルサイエンス・コミュニケ―ション
Global Science Communication and Engagement
400 開発のための化学プロセス合成
Chemical Process Synthesis for Development
    400 都市環境学概論
Urban Environment
400 資源環境技術のシステムと経済学概論
The Economics and Systems Analysis of Environment,
Resources, and Technology
400 地球環境共創のための科学メディアとコミュニケーション
Science Media and Communication for Global
Development, Environment and Society
500 開発のための情報および通信技術
Introduction to Information and Communication
Technologies for Development
    500 水環境解析論
Environmental Hydraulics
500 経済発展と環境対策の歴史と現在の課題
History and Current Issues of Economic Development
and Environmental Protection
    500 多種材料と標準化の俯瞰と理解
Perspective and Understanding of Various Kinds
of Material and Standardization

[CO]: 必修 / Compulsory [400]: 選択科目 400番台 / Elective 400 series [500]: 選択科目 500番台 / Elective 500 series

1 プロジェクトデザイン & マネジメント(PDM) S and F

本科目は、地球環境共創コースの必修科目です。第一クォーターに開講されるPDM-Sと第四クォーターに開講されるPDM-Fの2科目があります。PDM-Sでは、開発途上国の課題に着目します。開発途上国の政治・経済指導者に対し、社会・経済・環境分野の様々な目標に対して、国民のニーズや課題を踏まえつつ、開発プロジェクト策定の専門家の立場で適切な開発政策の助言を取りまとめ、その内容を具体化するプロジェクトをグループごとに提案します。PDM-Fでは、主にエネルギーや資源問題に着目します。これまでのグループワークの課題事例として、日本やアジア諸国における電力供給の現状や今後のエネルギー政策について調査し、 2030年の電力供給シナリオを発表するものがあります。PDM-SおよびPDM-Fはともに異なる専門分野や文化背景の人々とのコミュニケーションや共創が重要であるという認識のもと、グループワークが重視されます。グループワーク能力の向上に加えて、プレゼンテーション能力の向上も図ります。

2 メガシティーの大気環境学

都市の大気環境は、複雑な都市構造物、時空間的に変化する人工排熱、頻繁に変化する土地利用状況などの影響を受けるため、通常の陸面大気環境に比べて複雑です。ここ十数年、学際的・革新的な研究プロジェクトの推進により都市気象学の体系が構築されてきました。最新の知見によると、都市の大気境界層はその地表面の複雑さにも関わらず、かなり単純な物理相似則に従うことが示唆されました。さらに、社会経済の展望を地球規模で考慮した都市気象予測の道が開けてきました。本講義を通して、基本的な数値天気用法・都市大気モニタリング技法を取得した上で、画期的な最新技術を含む都市気象学の最近の進展について理解し、概説できるようになることを目指します。

3 グローバルサイエンス・コミュニケ―ション

科学技術と同様にサイエンス・コミュニケーションも国境を越えるものです。研究や技術開発によって科学知を作り出し、広めていく立場の者にとって、この越境性は特に重要な認識です。この講義では、サイエンス・コミュニケーションの概要を学び、その重要性を示す近年の例を取り上げます。履修生はグローバルな科学知および公共知について理論的に理解し、サイエンス・コミュニケーションの様々な方式を実践的に活用できるようになることを目指します。この科目は講義、文献読解、グループワークで構成されます。コミュニケーションを主眼としているため、講義や文献の内容について議論する多くの機会があり、それらを通じて自らの意見を述べるための技術を訓練し、身につけます。講義を通じて、履修生は様々な科学技術の領域に渡る多様なサイエンス・コミュニケーションのフォーマットを体験し、最終的には自分たちでサイエンス・コミュニケーションのイベントを開催するプロジェクトに取り組みます。